スベシャルフォース SPECIAL FORCE

世界大会レポート WORLD CHAMPIONSHIP report

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1日目:予選リーグ

予選リーグは7カ国8チームが2グループに分かれ、各4チームずつによる総当たり戦形式で行われた。
1試合は10ラウンドで、6ラウンド先取した側が勝利となる。

会場となった台湾大学室内運動場。大きい!

相手のGama Bearsは台湾でも1、2を争う強豪。後から選手達に話を聞くと、「Desert Camp」だからギリギリ勝てたというほどの強さだという。

グループB 1回戦 日本vs台湾B(Gama Bears)

本大会の開催国である台湾。ディフェンディングチャンピオンの「Wayi Spider」とともに本大会に参加しているのが、台湾最大のパブリッシャー「Gamania」が擁するプロチーム「Gama Bears」だ。
相手はプロ、しかもホームチームということで、かなりの苦戦が予想されるマッチアップ。だが、ここさえ突破すれば、予選リーグの勝ち抜けが見える一戦でもある。

1stラウンド、優勢に試合を進めていたRacpyだが、Bears_Lanceの的確な投擲がテラスのSpyGeaを直撃、そこからの特攻によりKidsが撃ち倒され、ラウンドを取られてしまう。あっという間の逆転劇だった。
続く2ndラウンドも序盤からBearsの攻撃が続くが、なんとかこれを凌いだRacpyは、SpyGeaとYutiの連携でこのラウンドを奪取。この勝利がRacpyの緊張を解きほぐし、ここから3-1とBearsを突き放す。
その後Bearsが盛り返し、4-4のイーブンとしてからの9thラウンドは、互いに削り合う展開となった。最後はYutiとBears_Lanceの一騎討ちとなり、爆弾の設置に成功したYutiが、飛び出してきたBears_Lanceを的確に沈めて勝利する。続く10thラウンド、互いの投擲合戦から得意とする接近戦に持ち込んだRacpyはBearsを圧倒。ついに貴重な1勝を手にしたのであった。
歓喜の声を上げるRacpyの選手たち。彼らの目にはこの瞬間から、今までおぼろげだった「世界」への道がはっきりと映し出されていた。

プロチームとは?

台湾のプロチームは企業に社員として所属し、毎月一定の給料が支払われる。彼らは企業が所有している専門の寮に住み、監督やコーチの指導の下、朝から晩までゲームの練習を行っているのだ。
「eスポーツ」や「プロゲーマー」という概念が浸透していない日本では想像しにくいかもしれないが、彼らは日本のアマチュアとは次元が違う存在ということに異論はないだろう。

作戦を練るRacpy。プレッシャーの中で初戦を制したことが、その後の快進撃につながった。

グループB 2回戦 日本vs中国

2回戦は、昨年4位の中国チーム。Racpyが練習を重ねてきたMAP「Shanghai(日本ではBay Area)」での対戦となった。
接近戦を得意とするRacpyに対し、距離をとって対応しようとする中国チーム。しかし、ここで存在感を見せたのがスナイパーのSpyGeaである。その的確なスナイプに撃ち抜かれ、浮き足立つ中国チーム。観客は彼のプレイに魅了され、大会の実況もSpyGeaの名を連呼する。彼の活躍もあって、Racpyは4-1と大きく差をつけて前半戦を折り返した。
攻守入れ替わった後半戦、スタート直後でリズムをつかめないまま、日本チームは連続でラウンドを落とす。だが、ここで嫌な流れを一掃したのが、チームのエースにしてムードメーカー的存在のKidsである。彼の神懸かり的な壁スモークがラウンド奪取を呼び込み、試合の流れを引き戻したRacpyは、勢いに乗って6-4で中国チームに勝利したのである。この時点で、台湾B(Gama Bears)と中国チームが2敗となったため、Racpyの決勝トーナメント進出が決まった。

バグ・トラブル

この試合では、最終ラウンドでRacpy側にルール違反のバグ利用があったのではないかと中国チーム側から申告があり、ジャッジを交えての審議が行われた。
この審議には日本運営チームの佐野スタッフも参加し、予選リーグの試合終了後まで協議が続けられた。最終的な判定として「行為はあったが、故意によるものではない」という決定が下される。そして中国チーム側が「日本代表に頑張ってほしい。遺恨を残したくない」と申告を取り消し、名実ともに日本の勝利が確定したのであった。

苦杯をなめさせられたタイチーム。選手たちは「タイは本当に強い」「IT-BANK(壮行会で対戦した韓国チーム)以上」と、彼らを讃えた。

グループB 3回戦 日本vsタイ

2007年大会で準優勝、2008年大会でも3位という好成績を収めるタイチーム。そのメンバーも3年前からほぼ同じであり、各選手のスキルは圧倒的に高い。特に3大会連続で出場しているスナイパーのPaozの実力は圧倒的で、相手を着実にスナイプしていく。まさにグループBでもっとも怖いチームである。
さらに悪いことに、試合の舞台となった「Satellite」は、Racpyにとって「苦手ではないが、負けるときはいつもSatellite」といういわくつきの場所であった。
そのためか、序盤の戦いは1-5と一方的なものとなる。ここからSpyGea、Rkpらの活躍もあり、3連続でラウンドを取り返したRacpyであるが、しかしここで流れは切られ、4-6でタイチームが勝利する結果となった。

男女混成チームで臨んだ強豪・韓国だったが、意外にも予選リーグで姿を消すこととなった。

グループAの戦いの行方を見守るRacpy。

混戦の「死の組」〜グループA〜

2007年優勝、2008年準優勝の強豪・韓国。そしてディフェンディングチャンピオンの台湾A「Wayi Spider」がエントリーした、まさしく死の組と言えるグループAは、混戦の様相を呈していた。
初戦こそ順当にWayi Spiderがフィリピンチームを下したが、その後は韓国チームが昨年最下位のアメリカチームに、6-2の大差で敗れる番狂わせが起こる。昨年とほぼ同じメンバー構成で挑んだアメリカチームは、連携を強めることでチーム力を大きく高めていた。一方、昨年は女性チームで出場した韓国チームは男女混合チームで捲土重来を期したが、初戦で足をすくわれる結果となったのである。韓国はその後のフィリピン戦に勝利し、そして前回優勝のWayi Spiderにも圧勝するが、初戦の大敗が大きく響き、勝敗ラウンド数とKD数(Kill/Death)による判定により、僅差で決勝トーナメント出場を逃した。
一方、韓国を下したアメリカチームは、続くWayi Spider戦で敗北するものの、フィリピンには6-3と危なげなく勝利し、グループAトップでの予選通過となる。そしてアメリカ、韓国と同じく2勝1敗となったWayi Spiderが、グループAを2位で辛うじて突破し、決勝トーナメント進出を決めたのであった。

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2008年11月22日に上海で開催された「世界大会2008」。世界の強豪たちを相手に日本代表は2勝を挙げ、堂々の5位となった。
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